第2章は、著者が携わった7つの事例を解説した事例集です。単にキャンペーンの概要紹介ではなく、クライアントから提示された課題の内容から、プランニング時の思考プロセスに至るまで、かなり具体的かつ詳細に紹介しているドキュメンタリーです。
第3章は、実例を通じて体系化されたプランニング・プロセスやコミュニケーション・デザインの原則などをまとめています。コミュニケーション・デザインのノウハウの詰まった章です。
第4章は、著者が現在チャレンジしている最先端の切り口について紹介しています。広告の最先端を垣間見て下さい。
⇒キャンペーンプランニング
⇒チューニング
この本に書いてあることは広告業界だけでしか適応できないような狭いモノではないと思う。
コミュニケーションというのは僕たちに欠かすことのできない能力であり、それをデザインするにはどうすればいいのか。
そういう見方で読むのも面白いかもしれません。
・誰をどうしたいのか、その為にはどうすればいいのか。
・コミュニケーション・デザインでは、本質かつ正論と徹底的に向き合うスタンスでプランニングを行います。
・“思い込まず、自分の肌感覚を疑っていく”。この視点が今、極めて重要なのです。
・コミュニケーション・デザイナーには、鋭い肌感覚とともに客観的データを読み解く力、そして今の空気を正しく読み取る力が必要とされるのです。
・クライアントから提示される課題に対して「なぜそのような課題になったのか」、また「その課題に応えることで本当にクライアントの求める成果をだせるのか」について改めて考えることも私たちの大切な仕事になってきています。つまり、オリエンテーションを疑ってかかるということです。少なくともクライアント以上に世の中のことを知る努力をして然るべきであり、そういった知見からクライアントの課題の本質を見極める能力が「クライアント・インサイト」なのです。
・最も大切なのが、テレビCMやWEBといったメディア(手段)から考えないということです。私は広告コミュニケーションを展開した後、誰が、どのような状態になっていることで課題が解決されるのかというゴール・イメージから逆算して考えるようにしています。
・仕組みでなく気持ちをデザインする。
・最終的に“人が動く感じ”がコミュニケーション・デザインにとって一番大切なことであり、厳密に定義しなかったのも、人それぞれのやり方、考え方があってしかるべきだと思うからです。
・「圧倒的に“面白い”モノ(情報)」。これこそ、私がいま強く興味を持っているものです。時間争奪戦が激化し、広告は今まで以上にコンテンツに近づいていかざるを得なくなってきていると思います。
・コミュニケーション・デザインに一番大切なことは情熱
1 件のコメント:
良書らしいですね!
今度読んでみようかなっと。
Greene3回 大輝
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