2008年5月17日

世の中おかしい

どうも、こんばんは。

さっきまでRookiesというドラマを見ていました。
いいですねぇ。感動します。
それはヤンキーから更正して立派に野球に取り組む高校生の姿にではなく
野球に取り組む高校生の姿に対してです。(実際は高校生じゃないけどねw)

スポ根が好きなんです。
甲子園なんて号泣して見てます。(ちなみに僕は野球は全くできませんが)
目が潤みます。

さて、僕がどうして、ヤンキーから更正して立派に野球に取り組む高校生の姿にではなく
野球に取り組む高校生の姿に対して感動した。と回りくどい言い方をしたかというとですね。

世の中なんか間違ってると思うからです。

テレビなどでよく以下のような話があると思うんだけど

僕は教師ですけどもともとヤンキーでした。
昔罪を犯しましたが、今は立派に更正し、世のため人のため頑張っています。

まぁ適当に作ったので実際に上記にあるものが実在したかどうかはどうでも良いんです。
要はそんな感じのことがあればね。

そういう番組ではよく、更正するまでにどんなに苦労したか、そしてその後はどんな立派になったか、
最後には泣き落としのような演出を出すものまで。

確かに苦労して更正したかもしれない。
確かに今は立派になっているのかもしれない。

そこは否定しないし、別にその人が悪いとは言わない。
むしろ何もしてないただの学生の分際では何の文句も言えないので。

でも、世の中には、小さい頃から教育に興味があり、人の道を外れることなく一生懸命勉強し、教師となっている人も沢山いる。

ヤンキー先生が教師になる為に勉強したことは、まじめに教師になった人達となんら変わらない。

違うのは以前ヤンキーだったか、ずっと真面目だったのかってこと。

ところがメディアが取り上げるのはそういう真面目な人達ではなく
話題性のある、ヤンキー先生なんだよね。

そしてそのヤンキー先生は瞬く間に時の人となり、
本を出しては儲かり、テレビに出ては金を貰い、
人気の先生として名が売れる。

司会者は目に涙を浮かべながらこうほざく。
「あー。○○さんは本当に頑張ってここまで立派になって今や先生をなさってるんですね。感動です。これからも頑張ってください」

視聴者はこう呟く
「こんな人がもっと増えたらいいのに」

世の中悪いことした者勝ちかってね。

なんか違うよなー。

2008年5月7日

座る・聞く・ノート・覚える

1. 私は、何かを実行したり、行動、もしくは創造する自信がない。
2. 私は、何かを創造するにはあまりに平凡過ぎる。
3. 私は、今まで建設的な行為をしたことがない。だからできるわけがない。
4. 私は、移り気が激しい。気分も、ゴールも、アイディアも、態度も、すぐに変わってしまう。だから何かを創造するだなんて無理に決まってる。
5.私は、誰かに自分のアウトプットを非難されるのが怖い。だからでできない。
6. 私は、可能性が大好きなんだ。いつでも、なんでも、好きなことができるという。何かを創造するということは、自己の可能性を限定することになってしまう。
7. 何も創造しなかったら、誰も私のことを非難したりしない。
8. 友達を楽しませたらそれでいいんだ。

この8つの項目に当てはまらない人はこれ以上今日のエントリを読む必要はありません。

あ、ちなみに今日のエントリもGreeneの話についてです。

ではいくよ。

今日は君達が生まれてから最初の20年間何をしてきたのか、それを話そうか。

君達は今現在そうしているように、

1椅子に座り
2先生の話を聞き
3それをノートに書き
4最後に覚える

これが君達の最初の20年だ。

君達はこれまで20年もの間何もしていない。何も創造していない、ただその為の練習をしているだけなんだ。そして残念なことにその習慣が君たちの身に染み付いてしまっている。

上でも述べているようにこれらの習慣は、
何かしているようだが実際はなにもしない。
なにもつくりださないということだ。

Inputだけ、Out putがほとんどない。
小中高の間ひたすらin put, in put, in put...
君達のこれまでしてきたOut putはせいぜい、会話・宿題・うんこくらいのもんだ。
日本人はIn putは物凄く上手いがOut putが下手糞なんだ。

アメリカやヨーロッパでは、お前達がひたすらin putをしている間にひたすらout putをする方法を学んでいる。何百枚ものエッセイを書かされ、自分の意見を持ちそれを発信するというプロセスを叩き込まれる。
そして、彼らは大学で優れたインプットを手に入れ、それを自然にアウトプットに転換することができるスキルを持っているんだ。でも君達は、エッセイを書くことからスタートしなくてはならないんだ。

しかし君達がこうなってしまったのは君達個人が悪いとかそういうレベルの話ではない。国や政府が君達にそういう教育を施してきたんだからね。

でも恨んでいてもしょうがない。
君達はこれから自分でこの状況を打開していかなければならないいのだから。

そんな低脳な教育しか受けてきていない君達も年を取るにつれて何か価値を発信できる人間になりたいという一人前の考えだけは持つようになる。
君達は自分が出したOut putを社会のIn putにしたいんだ。ass hole
(これを可能にするためにはTipping Point,もしくはWhistle Pointというものを知っていなけれいけないのだけどこれ次回に書きます)

その為には今からロイヤリティや時間、様々なものをin putからout putに変えて行かなければならない。

よしここまではついて来ているか?
今君達はまだ自分の置かれている状況を知っただけにすぎない。

実際に行動を起こしたときに君達は様々な障害にぶち当たり
自分がいかに弱い存在なのかを痛感するだろう。

1. 私は、何かを実行したり、行動、もしくは創造する自信がない。
2. 私は、何かを創造するにはあまりに平凡過ぎる。
3. 私は、今まで建設的な行為ことがない。だからできるわけがない。
4. 私は、移り気が激しいんだ。気分も、ゴールも、アイディアも、態度も、すぐに変わってしまう。だから何かを創造するだなんて無理に決まってる。
5.私は、誰かに自分のアウトプットを非難されるのが怖い。だからでできない。
6. 私は、可能性が大好きなんだ。いつでも、なんでも、好きなことができるという。何かを創造するということは、自己の可能性を限定することになってしまう。
7. 何も創造しなかったら、誰も私のことを非難したりしない。
8. 友達を楽しませたらそれでいいんだ。

上記の8つの項目は君達がin put的考えをout put的考えに移行させる時に生じるであろう言い訳だ。

ちょっと待てよ。それなら君は死んでいた方が安全なんじゃないか?
だってそうだろう?生きていたら君はこの障害にぶつかり続けるんだから。

そうなりたくなかったら四の五の言わず、毎日少しでもいいからout putの練習をするんだ。
歌でも詩でもエッセイでもブログでもダンスでも彫刻でもなんでもいい。

やれ。
というか一緒にやろう。

2008年5月3日

いいないいな人間っていいな

皆さんGWはいかがお過ごしでしょうか?

去年の今ごろはゼミの課題に追われていてGWってグループワークの略だよねー。
なんてジョークをかましていましたが今年のGWはそんな悠長な事を言ってられないくらい切羽詰ってるはずなのにこうやってブログ書いています。
まあ企業もお休みなので僕も少しくらいお休みしてもいいよね?

今日のエントリーはまた三部構成。どれも久々に受けたGreeneの講義の内容です。

・君は人間?それともサル?
・アイデンティティなんて必要ない
・なぜ人は人を愛し、そして別れるのか

よしでは本題に移りましょう。

~君は人間?それともサル?

お前はサルだ。
お前もお前もお前も、この教室にいる私以外の全てはサルだ。
お前達は今まで何もかも自分で取捨選択してきたつもりだろうがそんなことはない。
もし、お前が人と話していて、その人が次に言うこと、する事、もしくはその人がどこから来た人でどこで生まれ、何を信じているかなどが分かったとしたら、そいつは間違いなく人間の形をしたサルだ。そうお前と同じサル。
なぜそんなことになるか。
それはお前たちが、ただの環境のコピーにすぎないからだ。
人間はそうじゃない。

どうしたらいいかって?

今まで蓄積してきた自分の文化を「捨てる」んだ。
「捨てる」というのは自らが育った文化を否定するということではなく、
家族や環境によって知らぬうちに得てしまった文化を客観視するということ。
そうすることで自分の強みや弱みを把握し、また育ってきた文化の特徴を見抜くことが出来る。
そしてこれを踏まえ、自分にあった価値観や考え方を自らの意思で選び、自己の再構築を行うんだ。
これにより「自分」という芯を作り出すことができる。
これができる奴が人間なんだ。


~アイデンティティなんて必要ない

まぁそもそもアイデンティティって何なんだっていうねw
広辞苑いわく「人格における存在証明または同一性」らしいです。
要するにアイデンティティ=自分の存在を証明するものってことでいいかな?

それではいきます。

私達はそれぞれアイデンティティを持っている。
アイデンティティはあなたの存在をどんどん小さくしてしまう危険なもの。

自分のアイデンティティを持つということは世界のほとんどのリアリティを無視することと同じなんだ。

説明しよう。
君は男、もしくは女だ。この時点で君達は世の中の1/2を失った。
もし君が男なら女には全く興味を持たず、女なら男に興味を持たないからね。
そんなことないなんて言わさない。
じゃあ君は女の子が共通して関心を持っていることトップ3を言えるかい?
男が共通して関心があるトップ3を言えるかい?
分からないだろう?
私は知ってる。
君達が興味があるのはせいぜい彼のペニスと彼女の膣くらいのもんだ。

次にもし君が日本人ならば、君は世の中の1/2ooしか知らない。
仮に君が帰国子女だとしてもせいぜい2/200=1/100の世の中しか知らない。

さぁそして君達は大学を卒業しペニスの長さを競い合ってるビジネスの世界へ飛びこんでいくわけだ。
世の中にはjobとして分類されているものが600ある。
そう君は1/600の世の中へ入っていく。

さぁ計算しよう。
1/2×1/200×1/600=1/240000

さあこれが君達のアイデンティティだ。
240000の中の1でしかない。

そして性質が悪いのが君達はその事実に気がついていないということだ。

意識が無い⇒創造がない⇒改善できない

結局は君は人間?それともサル?の話につながるんだ。

必要なのはそんなアイデンティティではなく、人間となり自分の文化を持つことなんだ。

become human!


~なぜ人は人を愛し、そして別れるのか

さあいよいよ最後の項目です。

最初に言っておこう。
君達のいう「恋」はアホの幻だ。


ではなぜ人間は「恋」をしたがるのか。

それは全くの他人が自分に価値を見出してくれるから。
そこに満足感を感じるんだ。
分かるかい?

簡単に言うと、物凄く可愛い彼女が君にいるとしよう。
そうするとどうだ?
周りからは羨ましがられる。
周りの人は君に可愛い子と付き合えるだけの価値があると認めるわけだ。

しかし君は頑張らなければいけない。
なぜなら、結婚でもしていない限り、他にもっといい価値を見出す男が現れたら彼女はすかさず君を捨てるだろうからね。

だから君は自分の価値を常にアピールをして行かなければいけない。

だがどうだ?

しばらくするともう君が何もしなくても彼女は自動的に君のもとから離れなくなる時が来る。

その時恋が終わるんだ。

これが恋のからくりなんだ。

自分を好きになってもらう為に必死に価値を発信するが、
その価値が不動のものとなり、君が価値を発さなくてもよくなった瞬間に終わる。

そんな経験、身に覚えはないかい?

それが君達若者の「恋」なんだよ。

本当の恋ではない。

じゃあ本当の恋って何かって?
それは君が人間になったら分かるさ。





ふう。

最後まで読んでくれた人とかいるのかな?

こんなこと書いてる僕は一体何様かって?

僕はまだまだサルですよ。
彼の定義する人間には程遠いけど必死に生きてます。

彼が言ってることは僕にとっては間違ってないんですよ。
本当に悔しいほど当たってる。

彼に出会ってからもう二年なる。
彼が言ってること全てが正しいなんて思ったことはないけど、
それでも彼が言ってること全てを頭に叩き込んでおいても損はないと思う。

それが僕の文化を創る第一歩かな?