2008年11月22日

先入観を捨てること

どうも。
僕はディスカバリーチャンネルをこよなく愛しています。

その中でもサバイバルグルメという番組があるんだけど、
なかなかハードコアな内容で結構気に入ってます。

ベアという男が自然の中で生き延びるためにはどうすればいいかをレクチャーしてくれる番組なんだけど
何がハードコアってその内容。

ベアが連れていってくれるのは自然の台所。
もし目の前にあるものが自分の命を救うなら迷わず食べなければならない。
自然の中で生き延びるには、自分の先入観や偏見を捨てなければならないことを彼は知っているのだ。
ラクダの胃から出てきた液体やゾウの排泄物を口にし、カエルや7cmもあるカブトムシ、ヤギの生の睾丸など何でも食べなくては、サバイバルすることなどできないのだ。

ベアにとっては、ラクダのこぶにある脂肪さえもご馳走になる。

一時間のほとんどを顔をしかめていなければ見れないんだけど、
万が一僕も自然の中で生き抜いて行かなければならない状況になった時の為に見ておくことにしています。。

ベアはこの番組の中でよく先入観を捨てろと教えてくれる。(まぁ彼の言う先入観とはどんなグロテスクなものでも食べてしまえば同じだし生きて行かなければならないからしょうがないということなんだけど)

前置きが長くなったけど今日は先入観についてのエントリ。

先入観を捨てるというのは難しいですね。

長い間、同じ価値観の中で過ごしていると一つの考え方に染まってしまう。

異なる考え方をする人に対してすぐに反発を覚えるようになってしまう。

同じ国、同じ社会、同じ性別、同じ学校。各々がそれぞれの価値観を持っている。
社会に対して順応性の高い人間ほどその価値観に順応して生きようとするでしょう。

別にそれ自体は悪くない。

ただ、違う国、違う社会、違う性別、違う学校といった全く違った価値観を持った人間と接する時。
そんな人たちに意見を主張されたときに「それは違うやろ」という強い反感を抱くことがあるのならば
それはおそらく先入観という落とし穴にはまってしまっているのではないでしょうか。

そもそも面白いのが、「どうして自分の持っている価値観が絶対に正しいと言い切れるのか」
なぜ相手が間違っていると判断してしまうのか。その根拠は?

今までの教育や取り巻かれていた環境?
そんなものに何の信頼性かあるのだろうか?

もっとオープンマインドになれば、異なる意見を主張する人がいても先入観を抱くことなく、意見に耳を傾けられるのでは?

なぜこの人はこんな意味不明なことを言うんだ?どうしてそんな行動を取るんだ?
気になる。理解したい。

こういったことを積み重ねていけば、自分の価値観がどんどん増えていく。
価値観を増やすということはより多くの世の中を理解し、より多くの社会と繋がっていけるということではないか?

こんなにメリットばかりしか見えないものになぜ誰も取り組もうとしないのか?
恐らく辛い、痛い、しんどい、そして怖いからじゃないかな?

自分と同じ価値観を持つ組織の中にいるのは物凄く気持ちイイ。
そこから抜け出すということは丸腰で戦場へ挑むようなものなのかもしれない。

でももし真実を知りたいならば、成長したいならば、丸腰でも戦場に挑まなければならないのかもしれない。

倫理学者のジェームズ・レイチェルズは「真実を知りたければ心をオープンにしろ」と言ったそうな。

自分の考えと異なる意見を言う人がいても、すぐさま反発しない。

反発したくなったら、その根拠をじっくりと考える。


心をオープンに持つのだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

きみとの関係は特にこのエントリに書かれたことのように慎重に行っているなあ。と和やかな気持ちで読んでいます。


>ただ、違う国、違う社会、違う性別、違う学校といった全く違った価値観を持った人間と接する時。そんな人たちに意見を主張されたときに「それは違うやろ」という強い反感を抱くことがあるのならばそれはおそらく先入観という落とし穴にはまってしまっているのではないでしょうか。

確かに、強い反感を抱いたときに先入観だと自覚して、その根拠を考え、どのように行動するかは大切なことだとおもう。

僕の大切にしている想いがあります。
たとえ、どれだけ同じ時間を過ごし同じものに触れたとしても違いは常にあるもの(みつけられるもの)だと思うので、ひとつの対象物であろうと知るという作業は終わりがないものだとおもいます。
前に僕が友達と会うときに、このお茶会は生産性がない的なことを言ったあとの君との会話でも似たようなことを確認しました。

>自分と同じ価値観を持つ組織の中にいるのは物凄く気持ちイイ。そこから抜け出すということは丸腰で戦場へ挑むようなものなのかもしれない。
でももし真実を知りたいならば、成長したいならば、丸腰でも戦場に挑まなければならないのかもしれない。

この挑む姿勢はすごく共感しました。ぐっとこみあげるものがあります。
丸腰で戦場に行く覚悟で、違う価値観にぶつかり、自分の価値観を確認して、他者には穏やかにその違いを伝え理解して行ければなと思うのです。



ちなみに僕もディスカバリーチャンネルが好きなので、今度一緒に見ましょう☆