2008年7月29日

物は言いようだな

先週ネットサーフィンしていたら面白い記事を発見。

打倒!"ソフトバンク"iPhone--ドコモ、auの戦略

この記事を読んではぁ?と思った僕はおかしいのかなぁと思ってたんですけど
痛いニュースでも取り上げられていたのを発見して、
やっぱこの記事で言ってることおかしいよね?というのに少し自信が持てました。

で何がおかしいと思ったかなんですけど

auの音楽配信サービスであるLISMO対応端末は稼働数1854万台と、
幅広いユーザーにお使いいただいている。
アイフォーンだと楽曲のダウンロードは無線LAN経由だが、
LISMOは3Gのネットワークを使う。場所を選ばずにダウンロードできるし、
最新楽曲数で優位性がある。音楽業界はアップルが大好きだが、
LISMOも応援してくれている。最近でもサザンオールスターズの歴代楽曲の
「着うたフル」を展開しているが、ものすごい人気で、
これまで触れたことがない人が来ている。
LISMOの課金は1曲420円だが、iTunesでは99セント。
音楽の価値が4分の1と評価されているわけだ。
権利者の価値を大事にしたいという思いが強いところは、
LISMOのビジネスモデルを高く評価してくれるはずだ。

というKDDIの取締役執行委員常務の高橋誠さんの発言。

前半部分は納得できるし確かに優位性はあるかもしれないけど
後半の課金の比較の部分がどうも納得がいかない。

痛いニュースでもさんざん叩かれてたけど、ユーザーの立場に立って考えれば
どっちに優位性があるかは一目瞭然なんじゃないの?
それにユーザーを大事にしないと権利者には金がいかないのでは?

というかそもそも一人のユーザーとして考えれば分かると思うけど
何かを買ったりする時の基準に権利者のことなんて頭にないよね。

まぁ僕はauユーザーじゃないからどうでもいいですが
この記事を読んだauユーザーはどう思うんだろ?

2008年7月28日

人生にエゴは必要だと思う

自分への戒めのエントリーです。

野球だったら
九回の裏ツーアウト。打てなければ負け。

サッカーだったら
PKで最後のキッカー。入らなければ負け。

バスケだったら
第4クォーターラスト5秒マイボールでサイドから。外せば負け。

仮にこういう窮地の場面に立つことが出来るならあなたならどうする?
(本当はルール上できないけど出来ると仮定してくださいね)


僕はバスケはやってるけど野球とサッカーはほとんどやったことがないです。

それでも、もしそこに立てるなら僕は立ちたいと思う。
というか立ちます。

それは目立ちたいとかそういう自己顕示欲を満たすためではなく
絶対的にピンチな状況に対して消極的な姿勢で臨みたくないんです。

「どうせ僕じゃ無理だよ」と社交辞令的に口で言う人は沢山いるとは思うけど
心の中では絶対に思ってはいけないと思っています。

人に任すのではなく自分がこの状況を絶対に打開してやる!
という熱い思い、悪く言えば強いエゴというのは人生において必要だと思っています。

もちろんいつも「俺が俺が」だとただのSelfishな人間としか見られないし
人に頼ったり、チームで取り組まなければ達成できないこともあるでしょう。

それでも自分がやった方がイイと少しでも思ってなお且つそれが
本当に譲れないものならば周りから何を言われようが、何かを失うことになろうが
そんなものは取るに足らないモノなのかなぁと最近思います。

それがお金であろうが、家族であろうが、恋人であろうが、友人であろうが。



でもこのエゴを持つには一つ欠かせないと考えていて
残念ながら僕は全くそれを満たせていません。

それは
周りに有無を言わせない努力と熱意。

これが無ければ只の口だけ野郎だもんね。

2008年7月15日

スティーブ・ジョブズに学ぶプレゼンテーション

どうも

以前のエントリーで僕は何かを表現したりすることが好きって書いたんだけど
それに絶対に欠かすことが出来なくなってくるのがプレゼンテーション能力。

これは就職活動においても、ビジネスの世界で生きていくにおいても、
もっといえば普段の生活の中でも必要とされるものだと思うんだ。

素晴らしいプレゼンテーションを披露できる人間は素晴らしい人生を送ることができるでしょう。

僕の所属しているGreeneゼミは一応プレゼンテーションに力を入れてるゼミであって、
周りの人からはプレゼンできるとかすごいねえって言われたりします。

でも自分の中ではまだ一回もこれで完璧や!
って思えるプレゼンなんて出来たことないし、これからも恐らくないでしょう。
(実際ゼミの中でも僕のプレゼンのレベルはそんなに高くないと思う)

それぐらい難しいものだし、シチュエーションが違えば
前に上手く行ったからって上手くいくようなもんでもない。

しかし、このプレゼンテーションの力をいかんなく発揮し、
世の中を熱狂させることのできる人間がいるのも確かである。

その中の一人がスティーブ・ジョブズである。
今日はこのジョブズ氏のプレゼンのエッセンスを
紹介いたします。

結構有名なのでもう知ってる人も大勢いるかもですが。。。

あ、ちなみに僕のゼミの教授であるRichard Greene先生も
プレゼンにおいてはすごいものがある。(らしい)
彼のエッセンスもまた紹介します。

では始めにジョブズさんがどのような人物かをさらっとおさらいします。

彼はアメリカ合衆国の企業家。
スティーブ・ウォズニアック、マイク・マークラらと共に、
商用パーソナルコンピュータで世界で初めて成功を収めたアップル社の共同設立者の一人。
また、そのカリスマ性の高さから、発言や行動が常に注目を集め続ける人物である。 

詳しく知りたい方はこちらもしくはスティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)でお願いします。

何はともあれ“現実湾曲空間”とも揶揄される彼のプレゼンテーションがなければ、
今のアップルの好況はなかったかもしれない。 
と言われる程彼のプレゼンテーション能力は素晴らしいのです。

以下は彼のプレゼンテーションの特徴である。

1. テーマを明確に示す
[例えば、『MacBook Air』の初公開では「きょうは空気に何かがある」、
昨年のプレゼンでは「きょう、Appleは写真を再発明する」など
プレゼンの頭で提示し、プレゼン中も何回かテーマに戻る。]
2. 情熱を見せる
3. プレゼンの概略を示す
[「今日は4つの事柄について話したい」など、全体の構成を簡単に前置きする]
4. 数字に意味を持たせる。
[「iPhoneがこれまで400万台売れた」と言うだけでなく、
「1日平均2万台売れていることになる」と付け加える]
5. 忘れられない瞬間を演出する
6. 視覚に訴えるスライドを用意する
7. 1つのショーとして見せる
8. 小さなミスやトラブルに動じない
9. 機能ではなくメリットを売り込む
10. 繰り返しリハーサルをする
[ジョブズはプレゼン前に何時間も練習していて、映像などとのマッチングも完璧にする]

どれも真似して欲しいけど一番注目すべき点は
10.の繰り返しリハーサルだと思う。

ジョブズのようなカリスマでさえ準備は怠らない。
徹底的な準備なしに素晴らしいプレゼンテーションを
披露することはありえないってことですな。


これはiphone発表時のプレゼンの一部です。


オーディエンスがついジョブズに注目してしまう状態は、
彼がカリスマだからというよりもむしろ
そのような状態にする為にジョブズが
準備をし、それを実行したように思えませんか?

極端に文字の少ないスライド
あえてスライドに書かずジョブズの口から伝えられる商品の情報
新しいトピックに移る際に常にスライドより一歩先に話し始める手法

すべてがジョブズを魅力的に見せ、
彼の口からアナウンスされる商品もより魅力的に見せるためのテクニックなのだ。

さらに彼は、話し方だけでなく話すトーンの使い分けもうまい。

ある時は獣のように荒々しく、ある時は情熱的に、はたまたクールになってみたりと
見てる者を飽きさせない。

褒めすぎだろうと思う人もいるかもしれないけど
これを自分がやろうと思ったら並大抵じゃできない。

これを可能にするのはやはり徹底的な準備なのだ。

次にプレゼンをする際には上の10カ条や動画を参考にしてみてはどうでしょう。

2008年7月13日

Interest is your history

久々にわが師(和菓子ではない)Greene先生の教えについてのエントリ。

その前にひとつ質問です。

「あなたの好きなこと興味は何ですか?」

先を読む前に少しこの質問について考えてみてください。






「よく私は○○に興味があります。」

と人は良く言う。
もちろん僕もよく言う。
きっとこれを見ているあなたも言ったことがあるでしょう。

今日はそんな興味についてのエントリです。

みんな興味という言葉を簡単に使っているけど社会的に見ると
この興味という言葉は普段使ってるそれと全く違う言葉になります。

ちなみに就職活動においても、この社会的に見た興味というものを
よく聞かれるので、もうすぐ就職活動を始める三回生などは見て
損のないエントリになるはず。

では社会的に見た興味とは一体どういう意味なのか。

それは

興味=好きではなく、興味=歴史であるということ。

僕たちは良く自分が好きなことを興味というがそれは社会的に見ると間違いなのだ。

上でも述べてるように、興味とはあなたが今までしてきたことの歴史なのである。

わが師Greene先生はこう言う。

"Only Research shows your interest."

つまり、好きなことでもそれについて何もしていないのなら
それは興味ではないということ。
それはただのアイディアにすぎない。
何かして、それを積み重ねて初めて興味となる。

例えば、あなたがアートに興味があるとして
デザイン系の職に就くために面接を受けていたとしよう。

面接官はきっと聞くでしょう。
「どうして弊社に興味を持ったのですか」と。
あなたはその質問に対してアートに興味があり、自分でいろいろなことをデザインをして
世の中に広めていきたいなどと言う。

別にこの言い分にはなんら問題はない。
それを証明できるのならね。

その証明に一番効果的なのが歴史なのですね。
要するにあなたはアートに興味があって今までそのために
何をしてきたのかっていうこと。
デザインを今まで100ほどしてきましたという人と
デザインは死ぬほど好きだがしたことはない。
っていう人がいたら僕たちから見ても評価は歴然だよね。
そして人々はそこを評価する。

アートが好きで、デザインをしたいと考えている人間なんて星の数ほどいるっていうこと。

そんなの当たり前やん!って思うかもしれないけど
じゃあ自分が持っている興味って何だろうと考えたら
黙り込んでしまう人も多いのではないでしょうか。

社会では好きは評価されません。

改めて聞きます。

あなたの興味は何ですか?

2008年7月10日

スティーブ・ジョブズ神の交渉術

おはようございます。

2日連続1限からテストで瞼が重くまどろみの中に落ちいくのを堪えながらのエントリです。

先日スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)という本を読みました。

ちなみにスティーブジョブズとはAppleという会社の創業者の一人であり
今もなお現役バリバリのおっちゃんである。

僕はスティーブジョブズのファンで純粋にこの人はどんな人なんだろう
という疑問からこの本を手に取ったのではなく、
世の人々を魅了してやまない製品を排出していてカリスマ的存在として崇められている
人間の交渉術、彼のプレゼンテーションの技法などが学びたい
という気持ちから読んだのですが、そういう観点からすると正直期待はずれでした。

ただ何も得ることがなかったかというとそういうわけでもなかった。

本を読んだ限り、神の交渉術というよりも悪魔の交渉術としたほうがいいのでは?

と思うくらい、極悪非道、情もへったくれもない人間なスティーブジョブズ。

彼、スティーブジョブズという人間は成功への異常なまでの執念を持つ男。

部下に忠誠を求め、裏切りは絶対に許さない。
部下に対して"Yes or Quit"という選択しか求めない。

気分屋であり、誰かと約束したことや、 契約内容に記述されていることでも、
自分にとって必要であれば、反故する性格。
ただし、自分が達成したい目標に対しては、執拗に追い求める姿勢を持っており、
妥協をすることが無い性格でもある。

また、交渉時において、キーマンに対するアプローチに 優れており、
類まれなプレゼンテーション力をもっているため、
相手を納得させる交渉術が 非常に優れていることが分かる。

彼のモチベーションの源は、世の中をアッと言わせることであり、お金ではない。

それは彼の年俸が1ドルだったことからもうかがえるんですが、
これも実は「お金が目的でCEOをやっているのではない」
と世間に思わせるための錦の御旗だったらしい。


本当に良く言えば物凄いリーダーシップの持ち主で悪く言えば超わがまま自己中男。

なんか書いていたらきりがない位とにかくひどいw

目の前にある障害はどんな方法を使ってもガンガンぶち壊していく。

ディズニーとの交渉が自分の思いどおりに行かなかったら相手を失脚させてでもやり遂げる。
たとえ相手がディズニーのトップでも。

他にも、アップル会長時代に初のレイオフを実行したときも
事前に同意していたにも関わらず知らない振りして社員の反感を全て社長に集中させた。

アップルを解雇されたときも役員を騙してアップルの主要技術者を自分の新会社に引き連れていった。

会議中にジョブズが書いてたホワイトボードに書き込みされたため
創業時からの主要技術者をクビにした

アップルに呼び戻してくれたCEOを失脚させた

等等。

Greene先生はよく本当にクリエイティブな人にいい奴なんて存在しない。
と言っていたけどこの人にはそれがぴったりと当てはまる。

彼がすごいのは、どんな状況に陥っても、誰が相手であっても
自分の障害となるものは例外なく全力で除去し、目的を達成するまで
諦めない不屈の精神を持っているということ。

言うのは簡単だけどこれって本当に難しいことだよね。

普通の人が出来ないことを平気でやってのける。
そこに痺れる憧れるーっていう人がいても不思議じゃないくらい
ある意味初志貫徹している。

最後にこの本の中で心に残った言葉の一つを紹介してこのエントリを締めくくります。

負けが込んでいるときは、戦いの土俵から降りることも現実的な選択だと、世間では教える。
傷口を広げないために「賢明な判断だ」と表現し、まわりも納得する。
だが「あきらめない」という凡人にとっては賢明と思えない判断にも、勝機はある。
最後の最後まで土俵から降りないとき、突然道が開ける。
そんな例が私達の周りにも少なからずあるはずだ。