2008年5月3日

いいないいな人間っていいな

皆さんGWはいかがお過ごしでしょうか?

去年の今ごろはゼミの課題に追われていてGWってグループワークの略だよねー。
なんてジョークをかましていましたが今年のGWはそんな悠長な事を言ってられないくらい切羽詰ってるはずなのにこうやってブログ書いています。
まあ企業もお休みなので僕も少しくらいお休みしてもいいよね?

今日のエントリーはまた三部構成。どれも久々に受けたGreeneの講義の内容です。

・君は人間?それともサル?
・アイデンティティなんて必要ない
・なぜ人は人を愛し、そして別れるのか

よしでは本題に移りましょう。

~君は人間?それともサル?

お前はサルだ。
お前もお前もお前も、この教室にいる私以外の全てはサルだ。
お前達は今まで何もかも自分で取捨選択してきたつもりだろうがそんなことはない。
もし、お前が人と話していて、その人が次に言うこと、する事、もしくはその人がどこから来た人でどこで生まれ、何を信じているかなどが分かったとしたら、そいつは間違いなく人間の形をしたサルだ。そうお前と同じサル。
なぜそんなことになるか。
それはお前たちが、ただの環境のコピーにすぎないからだ。
人間はそうじゃない。

どうしたらいいかって?

今まで蓄積してきた自分の文化を「捨てる」んだ。
「捨てる」というのは自らが育った文化を否定するということではなく、
家族や環境によって知らぬうちに得てしまった文化を客観視するということ。
そうすることで自分の強みや弱みを把握し、また育ってきた文化の特徴を見抜くことが出来る。
そしてこれを踏まえ、自分にあった価値観や考え方を自らの意思で選び、自己の再構築を行うんだ。
これにより「自分」という芯を作り出すことができる。
これができる奴が人間なんだ。


~アイデンティティなんて必要ない

まぁそもそもアイデンティティって何なんだっていうねw
広辞苑いわく「人格における存在証明または同一性」らしいです。
要するにアイデンティティ=自分の存在を証明するものってことでいいかな?

それではいきます。

私達はそれぞれアイデンティティを持っている。
アイデンティティはあなたの存在をどんどん小さくしてしまう危険なもの。

自分のアイデンティティを持つということは世界のほとんどのリアリティを無視することと同じなんだ。

説明しよう。
君は男、もしくは女だ。この時点で君達は世の中の1/2を失った。
もし君が男なら女には全く興味を持たず、女なら男に興味を持たないからね。
そんなことないなんて言わさない。
じゃあ君は女の子が共通して関心を持っていることトップ3を言えるかい?
男が共通して関心があるトップ3を言えるかい?
分からないだろう?
私は知ってる。
君達が興味があるのはせいぜい彼のペニスと彼女の膣くらいのもんだ。

次にもし君が日本人ならば、君は世の中の1/2ooしか知らない。
仮に君が帰国子女だとしてもせいぜい2/200=1/100の世の中しか知らない。

さぁそして君達は大学を卒業しペニスの長さを競い合ってるビジネスの世界へ飛びこんでいくわけだ。
世の中にはjobとして分類されているものが600ある。
そう君は1/600の世の中へ入っていく。

さぁ計算しよう。
1/2×1/200×1/600=1/240000

さあこれが君達のアイデンティティだ。
240000の中の1でしかない。

そして性質が悪いのが君達はその事実に気がついていないということだ。

意識が無い⇒創造がない⇒改善できない

結局は君は人間?それともサル?の話につながるんだ。

必要なのはそんなアイデンティティではなく、人間となり自分の文化を持つことなんだ。

become human!


~なぜ人は人を愛し、そして別れるのか

さあいよいよ最後の項目です。

最初に言っておこう。
君達のいう「恋」はアホの幻だ。


ではなぜ人間は「恋」をしたがるのか。

それは全くの他人が自分に価値を見出してくれるから。
そこに満足感を感じるんだ。
分かるかい?

簡単に言うと、物凄く可愛い彼女が君にいるとしよう。
そうするとどうだ?
周りからは羨ましがられる。
周りの人は君に可愛い子と付き合えるだけの価値があると認めるわけだ。

しかし君は頑張らなければいけない。
なぜなら、結婚でもしていない限り、他にもっといい価値を見出す男が現れたら彼女はすかさず君を捨てるだろうからね。

だから君は自分の価値を常にアピールをして行かなければいけない。

だがどうだ?

しばらくするともう君が何もしなくても彼女は自動的に君のもとから離れなくなる時が来る。

その時恋が終わるんだ。

これが恋のからくりなんだ。

自分を好きになってもらう為に必死に価値を発信するが、
その価値が不動のものとなり、君が価値を発さなくてもよくなった瞬間に終わる。

そんな経験、身に覚えはないかい?

それが君達若者の「恋」なんだよ。

本当の恋ではない。

じゃあ本当の恋って何かって?
それは君が人間になったら分かるさ。





ふう。

最後まで読んでくれた人とかいるのかな?

こんなこと書いてる僕は一体何様かって?

僕はまだまだサルですよ。
彼の定義する人間には程遠いけど必死に生きてます。

彼が言ってることは僕にとっては間違ってないんですよ。
本当に悔しいほど当たってる。

彼に出会ってからもう二年なる。
彼が言ってること全てが正しいなんて思ったことはないけど、
それでも彼が言ってること全てを頭に叩き込んでおいても損はないと思う。

それが僕の文化を創る第一歩かな?

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ゼミ生らしいコメントだねw
確かに気づけただけでもG先生の話聞いてよかった♪
Let's become human!!

tosshin さんのコメント...

>おおひらん
そうだねw
おれは完全にブレインコントロールされてるからw
ある意味バイアスだらけで世の中を見てるのが逆に世界を収縮させてるんじゃないかと思ってしまうよ

匿名 さんのコメント...

>~なぜ人は人を愛し、そして別れるのか ~
ここまでの流れも含めも含めて一番好きだな。

>簡単に言うと、物凄く可愛い彼女が君にいるとしよう。
そうするとどうだ?
周りからは羨ましがられる。
周りの人は君に可愛い子と付き合えるだけの価値があると認めるわけだ。

>しかし君は頑張らなければいけない。
なぜなら、結婚でもしていない限り、他にもっといい価値を見出す男が現れたら彼女はすかさず君を捨てるだろうからね。

>だから君は自分の価値を常にアピールをして行かなければいけない。

>だがどうだ?

>しばらくするともう君が何もしなくても彼女は自動的に君のもとから離れなくなる時が来る。

>その時恋が終わるんだ。

>これが恋のからくりなんだ。


これはかつて最も後悔したところであります。




ここからの言葉も好き。

>自分を好きになってもらう為に必死に価値を発信するが、
その価値が不動のものとなり、君が価値を発さなくてもよくなった瞬間に終わる。

>そんな経験、身に覚えはないかい?


ここで終わるってどういう感じなの?
よくわからない。
今度話したい。


>それが君達若者の「恋」なんだよ。

>本当の恋ではない。


すごく好きなエントリ。